サイクリングをお考えの方へ
近年ますます人気が高まり続けているサイクリング。
石鎚山系には初心者から上級者までサイクリングの魅力を存分に楽しめる場所がたくさんあります。
観光スポットや土地のグルメを楽しみながら気軽にポタリング、
爽やかな高原や里山の田園地帯を軽快に駆け抜けるファストラン、
泊りがけでのツーリング、本格的なスポーツサイクリングなど。
石鎚山系だからこそ体験できるサイクリングの魅力をご紹介します。
石鎚山系でサイクリング
サイクリングの醍醐味を味わえる
絶好の環境がここにある
“石鎚山系はアップダウンが厳しく、走行距離も長いためサイクリング上級者しか走れない”とイメージするかもしれません。ですが、愛媛県と高知県をまたぐ広大なエリアには、初心者が楽しめる高低差の緩やかな場所や比較的狭い範囲に見どころが集中している場所がたくさんあり、中〜上級者も満足できるロングコースやテクニカルコースもあります。何より平地では見られない、四季折々に変化する素晴らしい自然ときれいな空気という、最高の環境でサイクリングを楽しめるのが一番の魅力かもしれません。
景色を眺めながらのんびりと気の向くままに進んでいく気持ちのよさ、自分自身の力で目的地に到達したときの達成感は格別です。爽やかな風を全身に感じながらペダルを漕いで行くと、普段は何気なく通り過ぎてしまっていた風景に気づいたり、心踊る新しい発見や出会いもあることでしょう。
コースのアレンジ次第で
いろいろな楽しみ方ができる
久万高原町の直瀬や畑野川など、のんびりした里山の田園地帯や大川村の早明浦ダム周辺を走るコース、カフェや食堂、産直市場などで地元グルメを訪ねながら走る西条市街地の輪行は初心者におすすめしたいコースです。中級者は標高1,300m〜1,700mの尾根沿いを走るUFOライン(町道瓶ヶ森線)で天空へと続くような絶景の中でのサイクリングや、面河川や仁淀川沿いのロングライドを。また、石鎚スカイラインでは上級者向けの本格的なヒルクライムを満喫できます。決められたコースではなく、心の向くまま・気の向くままに楽しむポタリングは老若男女が楽しめるアクティビティでしょう。
どのスタイルを選ぶのもお好み次第。久万高原町やいの町には台数こそ少ないもののクロスバイクのレンタルをしている拠点もあるので、自転車を持っていなくてもサイクリングを楽しむことができます。
サイクリングマップ
石鎚山系エリアはその広さゆえ、「どこに何があって、どのルートを走ればいいのか」悩みがちです。
コースの高低差、斜度、トイレや休憩ポイント、見どころや撮影スポット、ご当地グルメなど、サイクリストに必要な情報を盛り込んだ9つのモデルコースを参考にしてみましょう。
初心者向け 登山・サイクリング情報
上級者向け!ヒルクライム
体力・脚力・知力を尽くし
長く苦しい上り坂を制する
ヒルクライムとは坂道をロードバイクなどでひたすら登っていくことを言い、ヒルクライムレースとは山や丘陵の上り坂に設定されたコースを走るタイムレースです。
ヒルクライムはサイクルスポーツの中でも特に人気のカテゴリーで、全国各地で大規模なイベントレースが開催されています。長く苦しい坂道を上りきった達成感と充実感は言葉で言い表せないほどで、その感動をまた味わいたいとヒルクライムに挑戦する人も多いとか。
ヒルクライムは上級者向けのイメージですが、意外なことにヒルクライムイベントの参加者には初心者が多いそうです。上り坂なのでスピードが出せず、危険が少ないというのが人気の理由のひとつとなっています。
石鎚山系の自然を全身で感じ
ペダルを漕いでいく充実感
石鎚山ヒルクライムは、おもごふるさとの駅から土小屋までの間にある第一区間(11.0km)と第二区間(7.4km)の上り2区間の合計タイムで競われ、第一区間と第二区間の間を移動する下り区間のタイムは計測しないという独特のコースです。
計測区間の標高差合計1,100m、平均勾配は6.0%、総走行距離は下山を含めて44.2kmという心臓破りのハードコースですが、募集開始後すぐに定員に達してしまうほどの大人気イベントで、国内はもとより海外からもサイクリストたちが参加します。
木々を渡ってくる爽やかな風、野鳥たちの軽やかな鳴き声、目の前に堂々とそびえる石鎚山がゴールを目指すサイクリストを応援しているようにも感じられます。