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お知らせ活動報告 2024.12.18

【編集部だより】石鎚山系の動植物(冬編)

 暖かい四国にあっても、11月下旬から石鎚山系には雪が降るようになります。各山の山頂を目指すには本格的な冬山の装備が必要ですが、成就社までは冬でもロープウェイに乗って訪れることができます。ただ、歩道は凍っていることがあるので、軽アイゼンを用意されることをお奨めします。

 冬の森の楽しみは、動物たちの足跡を見ることです。多いのはノウサギとテンの足跡です。

(ノウサギ)

(テン)

 

ノウサギは後足を揃えて跳ねるので、よくわかる特徴的な足跡が残ります。四国のノウサギは冬でも白くはならず、茶色い毛の色をしています。

 

(ノウサギのあしあと)

 

ほかにも、タヌキやリス、野ネズミ、シカの足跡が見られることがあります。リスは昼間に活動するので、運がよければ、木から木へ飛び移る姿を見ることが出来るかもしれません。野ネズミの足跡は小さな足跡が二つ並び、長い尾の跡も雪の上に残ります。石鎚山系には様々な動物たちが暮らしています。雪のない季節にはその存在に気が付くことはありませんが、雪は動物たちの存在を教えてくれます。