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お知らせ 2025.03.12

【編集部だより】石鎚山系の楽しみ方(自然観察編)

2月の末頃、気温が高くなり、暖かい風が吹くと石鎚山系の雪解けが一気に進みます。それでも5月の上旬に雪が降ったこともあるので、寒さ対策はしばらく必要です。山頂付近は6月頃まで部分的に雪が残ることもあります。今冬は久しぶりに雪が多い冬でしたので、遅くまで雪が残るかもしれません。今年の雪解けの始まりは3月2日でした。

 標高1400m付近の成就社や土小屋では、雪解けとともにショウジョウバカマの花が咲き始めます。平野部とは一ヶ月ほど遅れて春が進みながら、アケボノツツジが咲き、木々が芽吹きます。種類によって冬芽の形も違い、広がり始めた葉の形もそれぞれ違います。

  (ショウジョウバカマ)

 

(リョウブの芽生え)

 

木々の葉が広がるまでの間は、鳥たちが観察しやすい時期です。登山道沿いでは、ヒガラやゴジュウカラ、シジュウカラが近くで見られるかもしれません。ゴジュウカラはブナが生えるような標高の高い森にすみ、木の幹を上手に登ることができます。鳥たちの観察には早朝がお薦めです。

(ヒガラ)

(ゴジュウガラ)